夢があるんだ、でっけえ夢が

ポケモンSVで1位取るために仕事辞めて今ニートです。

【S14 最終38位】万里一空ラオカミカイリュー【S12最終60位】【本質とは】

おむーお!つきやまです!

3シーズンほぼ同じ構築を使って60位→121位→38位と満足いく成績を残すことが出来たので、次に進むためにも構築記事を書きました。

よろしくお願いします!

サムネ

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レンタル


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構築経緯

レギュレーションEからオーガポンの追加によって自分が頼りにしていたツツミ・ミミッキュキノガッサの並びが通用しなくなったため、新しい構築に挑戦することにした。自分は0から構築を作るのが苦手なのでS11の構築記事の中から参考になりそうな軸はないかと探っていたところ、だかドラピオンさんのラオスバレルイーユイを見つけて扱いやすそうだと思ったのでこれを採用することにした。この3体の選出だと炎オーガポンやパオジアンにやられることが多かったので、構築のパワーや繋がりも意識しつつ別の選出としてラオスカミカイリューを採用した。最後に、余りにも多すぎた電磁波を選出画面で少しでも抑制するために地面枠として暁ガチグマを採用して構築が完成した。

コンセプト

・襷ラオス→甘えるカミ+舞羽カイリューの行動保証があるポケモンで構成された基本選出によってテラス択に振り回されない

・「バレルイーユイ」と「カミカイリュー」の繋がりがいい2軸を採用して臨機応変にパワーの高い選出を実現する

・3シーズン使い込んだ構築を信じて練度で勝負する

個体解説

テラスタイプ:フェアリー
性 格:臆病
特 性:古代活性
実数値:131(4)-*-89(108)-173(140)-156(4)-205(252+)
持ち物:ブーストエナジー
技構成:ムンフォ / シャドボ / 甘える / 痛み分け

〈調整〉

HB…痛み分け意識でHを低く

  パオの意地不意耐え程度

S…ミラー意識で最速

悪魔的汎用性の2番手

元々高い特殊耐久と上からの甘えるによって不意のテラスタルにも対応しつつ、全ての対面で削りや起点作成などの役割を遂行できた。

ウーラオスのアクジェ+カミのシャドボで相手の2番手カミをほぼ倒せていた。

相手のカミがシャドボを嫌ってテラスを切るとカイリューの神速が通るし、カミのムンフォを嫌って鋼テラスや毒テラスを切ったポケモンにはカイリュー地震が通るのでエースのカイリューとの攻めの補完も抜群に良かった。

また、甘えるカミに強いとされているクリアチャームカイリューに関しても、持ち物を見てからムンフォ→テラスムンフォとすることで受からないので、裏のカイリューの神速圏内に入れることが可能で困ることはなかった。

余りにも本質。

 

テラスタイプ:ノーマル
性 格:意地っ張り
特 性:マルチスケイル
実数値:193(212)-204(252+)-116(4)-*-121(4)-105(36)
持ち物:食べ残し
技構成:神速 / 地震 / 竜舞 / 羽休め

〈調整〉

H…16n+1(残飯効率最大)

A…ガチ特化

BD…端数

S…2舞で最速ツツミを抜くS104より更に1速い

ランドの岩封に対してマルスケ残飯込みで竜舞羽を無限に繰り返す事が出来る。

本質…

スケショのように外しも無ければ、ノマテラ神速によって火力と速さも補完できてるので、エースとしての安定感がエグすぎた。

残飯が優秀で、粘って羽竜舞をしていける範囲が広がるだけでなく、カミの甘えるから繋げるとマルスケ+残飯で実質無償で竜舞が積めることもあった。

今期は特にランドやアシレーヌみたいな中火力のポケモンで有限サイクルを回す構築があり、そういった並びは適当に竜舞してるだけで勝つことが出来た。また、クッション+高火力のような構築に対しても鉢巻パオや眼鏡イーユイといった高速高火力枠にノマテラ神速が刺さるので雑に強かった。

相手の補助技に受け出してアンコールをチラつかせて積んだり、スケショ型をチラつかせて蜻蛉や弱い先制技をうたせて積んだりと、使用率が落ち目な型であることを活かした立ち回りも覚えてからどんどん使うのが楽しくなっていったポケモン。一生強いと思う。

 

テラスタイプ:水
性 格:意地っ張り
特 性:不可視の拳
実数値:175-200(252+)-121(4)-*-80-149(252)
持ち物:気合いの襷
技構成:水流 / インファ / 冷凍パンチ / アクジェ

〈調整〉

パオのサイコファングカイリューのスケショ意識で耐久振り襷もあるみたいだが、他の有象無象に上取られるのがしょーもないので汎用性重視でガチ特化AS252振り

上振れがあったり、電磁波羽カイリュー咎めたり出来るためスピナーではなくレンチ

単体で見た時に現状9世代最強の初手要員

ドヒドイデでもいない限りは何も出来ずに倒されることはまず無いくらい圧倒的な性能を持っていたので、95%くらいはこのポケモンを初手に出した。

終盤に爆増した初手頑丈ブリジュラスにもジャポ以外はめちゃくちゃ安定していて良かった。

初手の水ラオスミラーは相手の並びを見て水流かインファを毎回変えていた。基本的にはスカーフ蜻蛉や耐久ドンチなど、水流から入るのが丸い。鉢巻インファの場合はカイリューで起点にしてもいいしカミを出したって構わない☝️😁

初手の弱保カイリューだけはテラス込みで裏のカミのシャドボ圏内にも入らないのでキツかったが、スケショやゴツメの方が多かったので冷凍パンチを打ち続けた。

 

テラスタイプ:毒
性 格:控えめ
特 性:心眼
実数値:191(20)-*-172(252)-198(196)-86(4)-77(36)
持ち物:隠密マント
技構成:ブラッドムーン / ハイボ / ボディプレ / 挑発

〈調整〉

H…16n-1

B…ボディプレ意識でぶっぱ

C…11n

D…端数

S…ミラー意識で少し

選出画面で電磁波を拒否したり圧力をかけるだけの見せポケ枠

電磁波の一貫を切りたかったので一番強そうな地面タイプとして構築に加えた。最初はチョッキやゴツメや木の実などで使っていたが、選出しても負けることが多かった。そこで選出を控えつつピンポイントで刺せるような型に変更し、こうなった。受けルには滅法強かったが、キョジ構築には微妙だったし、地割れ一発やグライオンのせいで受けルに勝てないことも普通にあった…要検討

 

テラスタイプ:ほのお
性 格:控えめ
特 性:災いの勾玉
実数値:131(4)-*-100-205(252+)-140-152(252)
持ち物:拘り眼鏡
技構成:オバヒ /噴煙 / 悪波 / サイキネ

〈調整〉

ガチ特化CS252振り

S6からずっと構築にいる相棒枠

レギュF追加ポケモン達が軒並みサイクル寄りの性能であったため、今期の眼鏡イーユイはかなり環境での立ち位置が良かったと思う。

ハッサムや鋼ラティアスが基本選出のラオスカミカイリューに強かったのでイーユイで破壊していた。

選出噛み合いゲーを避けて耐久が低いこのポケモンを扱うには、相方に対面操作役が必須だと考えているので、今回はバレルと組み合わせて暴れてもらった。

 

テラスタイプ:ほのお
性 格:のんき
特 性:再生力
実数値:221(252)-*-134(252+)-105-101(4)-45(↓)
持ち物:脱出パック
技構成:リフスト / イカサマ / 胞子 / 光合成

〈調整〉

ウーラオスが甘えを許さない火力をしているためガチ特化HB252振り

 

選出画面での圧力・対面操作・TOD・毒菱回収・トリル対策、器用すぎてもはやキノガッサよりも全然テクニシャンなドスケベキノコ枠

眼鏡イーユイとの相性が余りにも良すぎる。バレルイーユイはパオと炎ポンが特にキツいが、ウーラオスと神速カイリューがその2匹に強めなため、その点も構築と噛み合っていた。

今期は正直あまり信用できないと思っていたが最終日の終盤はこいつがめちゃくちゃ活躍してくれた。感謝。

要点

・型の匿名性の高いラオスカミカイリューの3匹で相手の誤認なども意識しつつ、最大値を引き出す

・基本選出において後ろのカイリューを信用し、素直にプレイすることでプレイングの負担を減らす

選出と立ち回り

 ・有象無象→ラオスカミカイリューorラオスバレルイーユイなど

 ・クッション+高火力→ラオスイーユイカイリューなど

 ・BIG6系統

ラオスカミカイリューカイリューを展開

 ・ハッサム入りやラティアス入り構築

ラオスイーユイカイリューで破壊

 ・受けループ

→ガチグマでハピナスを破壊してイーユイを通す。グライオンがいたらバレルでTODも狙う

 ・キョジオーン軸

ラオス+ガチグマやバレル+イーユイなど構築によって柔軟に選出。キョジを出してこなければカイリューを通せたりもする

 ・イエカシラオオニューラ

ラオスで1:1とって、出てきたイエッサンにイーユイ投げて、ラス1オオニューラをカイリューモロバレルで仕留めきる というパターンが多かった

最終日は覚醒していたので初手にイーユイやカイリューを投げたりと、ほぼピンポイントで選出を合わせて勝ちに行ったりもした。"練度"

結果

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TNバイオレット 87勝38敗 最終2140

使用率上位のラオスカミカイリューを構築の軸に据えることもあって、初めて匿名TNに手を出したが他のロムより気持ち快適に潜れたので良かったと思う。

次の目標は最終30位以内とし、達成できたら今度は最終1桁を目指す。早く最上位勢に仲間入りして最終日に最終1位を取り合って戦えるようになりたい。

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special thanks

タヌト

お前はほんとにカスみたいな人間だったけど何だかんだ楽しませてもらったよ、ありがとう。お母さんのこと大事にしろよ。

【S7 最終99位】タイマン確定ミミガッサ2nd【対面構築】

おむーお!つきやまです!

先月と同じミミガッサ軸で2期連続の最終2桁を達成したので記念に書きました!

よろしくお願いします!

(以下常体)

サムネ

レンタル

(最終2桁を達成したのは上の方)

構築経緯

先月の構築から軸の4体はそのまま使用し、残りの2枠を変更することにした。

ヘイラッシャやカバルドンなどの欠伸持ちクッションのいる構築に出せるポケモンがイーユイ、テツノツツミ、キノガッサだけでは足りないためラムの実を持たせた電気テラスのパオジアンを耐久と火力に厚く振って採用。

最後に幅広いポケモンとしばき合うチョッキ枠として、後攻ボルトチェンジによって安全に眼鏡イーユイを着地させることも可能なテツノカイナを採用して構築が完成した。

終盤にカイリューやパオジアン+ハバタクカミに負けまくったのでテツノカイナの枠を鋼テラスのガブリアスに変更した。

(結局ガブリアスはテツノカイナ以上に出しやすく選出しがちになってしまい、構築の使用感が乱れたため最終的にテツノカイナに戻った。このガブリアスを使いこなせていれば更に上を目指せたと思う。)

 

コンセプト

・交代が必要な場面を極限まで減らす

・環境に多すぎる一撃技を完全に無視できるガチ対面構築

・練度の高い並びを継続して使うことでプレイングの質を高める

個体解説(一部省略)

パオジアン

テラスタイプ:電気

性 格:意地っ張り

特 性:災いの剣

実数値:171(124)-187(236+)-104(28)-*-86(4)-170(116)

持ち物:ラムの実

技構成:氷柱落とし / ふいうち/ 聖なる剣 / テラバースト

HB…テラス後、陽気252パオジアンの聖なる剣+氷柱落とし確定耐え

A…11n

S…最速ガブリアス抜き

初手は大体キノガッサかこいつを出していた。

耐久に厚く振ってフルアタにすることで、襷を持たずとも多くのポケモンに殴り勝つことが可能。

初手のドヒドイデは電気テラバをくらわせると次のターンに必ずテラスタルしてくるので、氷柱落としを選択して無償突破する。後出してくるヘイラッシャも、見てから電気テラバで処理できるのでかなり安定していた。初手イルカマンだけは少し難しく、相手が交代してくるかどうかを読んで行動を選択する必要がある。

草テラスだとハッサムやサーフゴーに対して弱くなってしまうので、電気テラスで確定。(カバやディンルーの地震くらいは耐える)

 

テツノカイナ

テラスタイプ:水

性 格:勇敢

特 性:クォークチャージ

実数値:229-211(252+)-129(4)-*-120(252)-54(個体値13以下)

持ち物:突撃チョッキ

技構成:ドレインパンチ / 冷凍パンチ/ 地震 / ボルトチェンジ

S…キョジオーンやヘイラッシャの下からボルトチェンジで交代するため勇敢でS実数値54以下

『舐めたサイクル』を潰すために眼鏡イーユイをサポートするチョッキ枠。

素早さを落とすことでほぼ全てのポケモンに後攻ボルチェンが可能になる。メインウェポンのドレパンとサーフゴーに撃つ地震は確定として最後の枠は後出しされやすいガブリアスカイリューに撃つ冷凍パンチを採用した。

選出率圧倒的6位

 

ガブリアス

テラスタイプ:鋼

性 格:陽気

特 性:鮫肌

実数値:183-182(252)-116(4)-*-105-169(252+)

持ち物:突撃チョッキ

技構成:地震/ 逆鱗/ アイアンヘッド / ドラゴンテール

S…最速イーユイ抜きのため特化

パオジアンとハバタクカミに対面で負けないだけでなく、カイリューサーフゴーにも強いというハイスペックなチョッキ枠。

ドラゴンテールがとにかく優秀で、重い竜舞カイリューマルスケを削り裏のミミッキュやテツノツツミで倒せるようにする動きが強力だった。選出の精度を高められたらこの枠はテツノカイナよりこっちの方が強いはず。

 

イーユイ(ハバタクカミ見たら出してた)

テツノツツミ(パオジアンの怯みから捲るのに重宝した)

ミミッキュ(役割対象のカイリューやハバタクカミが止まらなかった)

キノガッサ(ゴテラが最後まで強かった)

以上の4体はS6の構築と同じなので所感のみで割愛。(【S6 最終71位&92位】唯一無二さ、ユイツツミミガッサ【夢の途中】 - 夢があるんだ、でっけえ夢が)

 

反省点(超大事)

怯みが即負けに直結する襷パオジアンやテラスタルを残した竜舞カイリューなど、本構築が重いポケモンが増加傾向にあり、環境的に逆風だったにも関わらずS6と同じ軸を使い続けてしまった。

『一撃技にストレスを溜めない対面構築』というコンセプトは良かったが、眼鏡イーユイでカモに出来る『舐めたサイクル』は数を減らし、代わりに増えていた同系統のミミガッサや襷パオ+BEカミのような対面寄りの構築に勝率を確保できなかったのが最終日に勝ちきれなかった要因だと感じた。

まとめるとS7終盤は 「一撃技が増加」→「一撃技に強い対面選出のある構築が増加」→「対面選出に強い竜舞カイリューが増加 」 という流れがあり、本構築は「一撃技の増加」までしか対応できておらず、勝てる要素が少なかった。これらの分析を踏まえると、対面構築を捨てて身代わりやイカサマを持ったチオンジェンを採用した構築を使っていれば良かったかなと思う。

選出

ヘイラッシャ、カバルドン入り

パオジアン、イーユイ、テツノツツミ、キノガッサから3体

カイリュー入り

初手パオジアンorキノガッサで裏にミミッキュ@1

キツいやつ

襷パオジアン+BEハバタクカミ

襷パオジアンに初手の対面で負けるとテツノツツミで捲りにいくしかないが、テツノツツミがハバタクカミに勝てなすぎるため厳しい。更にハバタクカミはノーマルテラスが増えていてミミッキュでも勝てなかったためイーユイで倒しにいっていた。

竜舞カイリュー

ラスタルが残っているとミミッキュですら起点にされるため、止める手段が少なすぎた。こいつのためにミミッキュをフェアリーテラスやドレインパンチ持ちに変更すればマシになっていたかもしれない。

 

結果

TN Dreamer 最終99位 (2027)

TN つきやま 最終1500位くらい

TN めい   最終600位

今期は最終2桁前半を目標としていたため悔しい結果となってしまった。

ただ最終日の感じだとこの構築で潜り続けてもいずれは溶かしてしまっていた可能性が高いため、2桁圏内で潜るのを辞めた判断は正解だったと思っている。

次こそはしっかり環境を読んで、自信を持てる構築を準備して、もっと上を目指したい。

 

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【S6 最終71位&92位】唯一無二さ、ユイツツミミガッサ【夢の途中】

おむーお!つきやまです!

SVで初最終2桁を達成し、ようやく少しは人に語れるくらいにポケモンがわかってきたのかなと思うので記念に構築記事を書きました。

よろしくお願いします!

(以下常体)

サムネ
f:id:OMUdreamerTKYM:20230603150650j:image

レンタル

歩み

無職になることによって発生した無限の時間と溢れるやる気でS5まで毎月800戦くらいこなしたが、思うように結果が出せず、自分が上位を目指すにはシンプルに実力が足りていないと感じた。

そのため、今月はまずしっかりとした実力を身に付けるためにディンカイサフゴやチオンドクガなどのサイクル構築を使って地に足ついたポケモンをやろうと考えた。

しかし、400戦ほどこなした2週目くらいからディンルーラッシャという地割れぶっぱ構築が流行し始め、更に鉢巻パオジアンや身代わりイーユイなどのサイクル破壊ポケモンに簡単に負けてしまう試合が多くなり、自分の貧弱なポケモン力でサイクル構築を使っていては勝てない環境になっていると感じた。

次に足りない実力を運や噛み合いで埋めるために、対面要素のあるディンルーラッシャを使ったところ、ヘイラッシャが不意の身代わり・電気テラスと草テラス・釣り交換によって余りにもカモられたので、ヘイラッシャを出せずに対面的な選出をすることが多くなってしまった。

最終的にS6の環境も踏まえて、上手に扱えないサイクル要素を捨て、対面に特化した構築を使用することに決定した。

構築経緯

対面構築ということで行動保証のあるポケモンとして、環境で通りがいいと感じた珠ミミッキュと選出画面で圧力がある襷キノガッサを採用。

次に、対面構築に安全に勝とうとする『舐めたサイクル』を破壊しつつ選出画面での圧力も高い眼鏡イーユイ&鉢巻パオジアンを採用。

ここまででキツい壁ビルド構築やチオンジェン・キョジオーンなどの搦め手に強く、構築に足りてない『速さ』を補う特殊アタッカーとしてエナジーツツミを採用。

最後に、キノガッサが何も出来ないサーフゴーに対して最低限の引き先になりつつ、多くのポケモンと殴り合えるチョッキ枠としてディンルーを採用して構築が完成した。

コンセプト

・構築で取れる戦法を『対面』に絞ることで選出画面や対戦中の思考の数を減らし、相手の選出や試合展開の読みに集中する。深い思考で実力差を埋める。

・パオジアンの氷柱落とし怯みやキョジオーン絡みなど、綺麗に対処するのが難しい要素に対して割り切った構築作りと立ち回りを実現する。

・テラスタルに依存しないポケモンで固めることで、試合展開に応じていつでもテラスタルを切れるようにする。

・眼鏡イーユイや鉢巻パオジアンの超パワーで『舐めたサイクル』を破壊する。

 

個体解説

ディンルー

(イラスト募集)

テラスタイプ:はがね

性 格:意地っ張り

特 性:災いの器

実数値:239(68)-176(236+)-146(4)-*-117(132)-74(68)

持ち物:とつげきチョッキ

技構成:地震 / ヘビーボンバー / ストーンエッジ / 地割れ

〈調整〉

H…16n-1

A…11n

B…端数

D…Hの半数以下になるよう余りを振った

S…ミラーや少し振った50族などを抜けるよう多めに振った

 

鋼テラスにすることで本来不利なパオジアンやハバタクカミに対しても一気に有利になるのが強く、相手が前のめりな選出をしてきた時は良く刺さった。

環境で浮いているポケモンカイリューとミトムくらいしか居ないため通りが良いと考えていたが、ほぼ全ての構築にカイリューかミトムが入っていたので選出しづらかったのが微妙だった。

たまにチオンジェンやキョジオーン入りに選出して地割れを撃ちまくっていた。(これが出来なければさっさと別のポケモンに変更していた)

選出率6位

パオジアン

(イラスト募集)

テラスタイプ:フェアリー
性 格:意地っ張り
特 性:災いの剣
実数値:159(28)-187(236+)-106(44)-*-86(4)-180(196)
持ち物:拘り鉢巻
技構成:氷柱落とし / 噛み砕く / テラバースト  / 氷の礫

〈調整〉

H…16n-1

A…11n

B…無振りディンルーの地震2耐え

D…端数

S…最速テツノドクガ抜き抜き

 

重いコノヨザル入りに対して初手から出して奇襲をかけていた。また、相手のミミッキュやセグレイブなどの対面性能の高いポケモンに対してテラス込みで対面勝てるのが偉かった。

初手パオミラーではS関係がバレるのもあって、8割氷柱落としを押されていたのがしょうもなかった。

テツノカイナ対面では猫騙し読みでテラス無し氷柱落としを選択し、怯まされてから妖テラバを選択する立ち回りもしていた。

もう少し耐久に厚く振ってラムの実を持たせることで、撃ち分け可能な対面性能の高い型にすることも考えたが、使い慣れていたこととサイクル破壊をイーユイに一任してしまうこともあって最後まで鉢巻型で使った。

火力・素早さ共に環境トップの性能を誇るこのポケモンをあまり強く使えていなかったのが今期の反省点。

イーユイ

(イラスト募集)

テラスタイプ:ほのお
性 格:控えめ
特 性:災いの勾玉
実数値:131(4)-*-100-205(252+)-140-152(252)
持ち物:拘り眼鏡
技構成:オーバーヒート/ 大文字噴煙悪の波動

〈調整〉

ガチ特化CS252振り

テラスオーバーヒートで対面から全てのポケモンを1発で落とす

テラス大文字で受け出してきた全てのポケモンを2発で落とす

 

圧倒的MVP。破壊王

火力がヤバすぎて舐めたサイクルを許さないので、どんな相手も対面的な勝負に持ち込むことが出来る。サイクルしようとしてきたら3-2から試合を始めることが出来るのでそのまま勝つ。困ったらこいつを初手においてテラス込みで対面バトルを仕掛けていくと、無理めな相手にも一定の勝率をキープ出来た。

イーユイに後出しが成功したポケモンはシーズン通して穏やかD252ラッキーとチョッキママンボウくらいだったと思う。

具体的にどれくらい火力があるかと言うと、チョッキセグ、チョッキカイナ、お盆ディンルーはテラスオバヒで一発。チョッキディンルーや穏やかハピナスはテラス文字が受からない。タイプ相性を無視してテラス炎技を撃っておけばあらゆるサイクルを破壊できる。

この悪魔的火力に加えてSが152とそこそこ速いので、テラス込みの対面性能も高い。ミミッキュやハバタクカミに対してはテラスを切ることで対面勝つことが可能で、カイリューや襷枠のような行動保証があるポケモンに対しては噴煙や悪の波動で最低限削りながらあわよくば運勝ちを狙っていける。

またキノガッサと非常に相性が良く、イーユイが苦手な水・地面にはキノガッサが刺さり、キノガッサを見て出てくるサーフゴーや草タイプにはイーユイが強く出られる。

イルカマンやガブリアスにのみ何も出来ずに倒されてしまうため注意が必要。

選出率1位

テツノツツミ

(イラスト募集)

テラスタイプ:みず
性 格:臆病
特 性:クォークチャージ
実数値:157(204)-*-135(4)-176(252)-81(4)-178(44+)
持ち物:ブーストエナジー
技構成:ハイドロポンプ / フリーズドライ / 身代わり / アンコール

〈調整〉

HB…特化カイリューのテラス神速2耐え、ヘイラッシャのウェブタ身代わりが耐え

HD…198ハバタクカミのムンフォ耐え

 

役割がスイーパーではないので、Sを最低限まで落とし耐久に厚くすることで対面性能を引き上げた。

ディンルーラッシャを使っていたときに補完や対面の駒として良く選出し、練度を高めることが出来たので最後まで使った。

この構築においては、立ち回り次第で1:1以上を取って不利な状況から巻き返しを図ることが可能という点で地味に貴重な枠だったと感じる(他のポケモンは1:1で勝つことに特化している)。例を挙げると、相手のパオジアンの氷柱落とし怯みに対して死に出しから身代わりを残してパオジアンを突破することで、つまらない負けを回避することが出来たりする。

展開次第では1試合に3回くらいハイドロポンプ撃つ必要が発生するが、受け入れた。

有利対面であってもテラスタルで状況が変化する可能性があるので、落ち着いて1度身代わりを貼って様子を見るか判断することも重要。

ミミッキュ

(イラスト募集)

テラスタイプ:ゴースト
性 格:意地っ張り
特 性:化けの皮
実数値:131(4)-156(252+)-100-*-125-148(252)
持ち物:命の珠
技構成:じゃれつく / シャドークロー / 影うち  / 剣の舞

〈調整〉

ガチ特化AS252振り

大体のハバタクカミをテラス影うちで一発で落とす

 

構築の始点。ハッサムに対してワンチャン殴り勝てる点、影うちのリーチを伸ばせる点、テラス後も神速を透かせる点を評価してゴーストテラスタルで採用した。妖テラスの方が警戒されていたように感じるため正解だったと思う。

相手のクッション後出しなどを考慮してほぼ初手に置くことは無かったが、抜群の安定感で最高の2体目、3体目となってくれた。

特に語ることはないが、強いて言うなら「相手の攻撃を耐えるか」「剣舞 影うちで落ちるか」などよくダメ計をすることが重要だと感じた。

ミラーが多く発生したのがしょうもなかったため、ミラーに強い型やノーマルテラスタルにする選択肢もアリ。

キノガッサ

(イラスト募集)

テラスタイプ:ゴースト
性 格:意地っ張り
特 性:テクニシャン
実数値:135-200(252+)-101(4)-*-80-122(252)
持ち物:気合いの襷
技構成:種マシンガン / マッハパンチ / 岩石封じ / キノコの胞子

〈調整〉

ガチ特化AS252振り

大体のカイリューマルスケ込みがんぷう2発で落とす

 

ミミッキュ・イーユイと相性のいい襷枠。8世代では居なかったこともあってか初手キノガッサに綺麗な処理ルートを準備していない相手が多く、随分舐められていたように感じた。ステロ撒きがいない構築には、後手に置くことで事故を避けながら安全に使うことが出来る。

種ガン、マッパ、キノコの胞子まで確定で@1はカイリューを意識して岩石封じとした。この技構成だとサーフゴーに対して何も出来ないが、ディンルー・イーユイがサーフゴーに後出し可能で、パオジアンも含めて選出に圧力がかかっているので、サーフゴーが見えても特に気にせず出していた。不意の草テラスは割り切っていた。

初手のカイリューはラムの実や鉢巻であることが多く、岩石封じから入って2ターン目にテラスタルすることで引かれることなく処理することが出来た。

キノガッサミラーでは、お互いにマッパを撃ち合って次のターンにテラスタルすることで対面勝つことが可能。

最終2桁チャレンジの試合で1/4削れたラス1キノガッサに、ハバタクカミが炎テラス警戒でシャドーボールを撃ってきて耐えて勝ったのがアツすぎた。

 

要点

・初手から躊躇せずにテラスタルを切ってでも1:1交換を狙っていく。

・最初の1:1交換が終わるタイミング(相手の2体目が出てきた時/こちらの1体目が倒される時)に相手の裏の選出をよく考えて試合展開を読んだ上でこちらの2体目を選択する ※超重要

・経験に基づいてある程度割り切った選出や立ち回りをする。全対応しようとしない。

 

選出

初手から2体

初手(or)→

この出し方が多かった。ミミッキュとツツミが刺さっていることを意識しながら柔軟に選出。

入り

初手oror@1

ほぼ初手に来ることはないので、こちらもキノガッサを後発に置いて相手の後発カバルドンに合わせていく。初手はカバルドンを受け出されないようイーユイ、パオジアン、ツツミから入る。最悪、初手にカバルドンが来てもステロを撒かせずに倒せる。

入り

@1(ほぼテツノツツミ)

物理4枚の対面構築なためヘイラッシャはほぼ100%投げられた。そこを逆にカモれるよう厚く選出することで高い勝率を得ることが出来た。セグカミラッシャにはツツミではなくミミッキュを出した。

絡み

@1(パオジアンが多い)

ミミガッサが無力化されるため、割り切った選出と立ち回りで一定の勝率を狙っていく。

初手イーユイの火力押し付けで先に数的有利を作ってしまうと楽になることが多かった。イルカマンがいる場合はパオジアンやテツノツツミを初手に置いた。

()等の舐めたサイクル

初手@2

破壊。

重いポケモン、構築

・ノマテラカイリュー、ノマテラカミ

この2体はミミッキュで見ていることが多いため、こいつらにノーマルテラスタルを切られると不利な展開になることが多かった。先に圧力をかけてテラスタルを吐かせたり、裏にガッサやテツノツツミを置いておくことで対応。

・ディンカイサフゴなどでサイクルの顔をしたツツミ+ミミの対面構築(多い)

こちらもツツミ+ミミを出していることが多いのでミラーが発生して勝率を維持しにくい。

ケンタロス入り舐めサイクル(たまにいる)

イーユイで破壊したいのにケンタロスがイーユイと同じ100族なためキツい。

クレベース&ラッキー(ほぼいない)

ガッサで何とかするしかないけど大体サフゴや草テラスいるし相手がプレミしない限り無理。

結果

TNはるちゃ 最終2084 - 71位 307-234

TNつきやま 最終2076 - 92位 165-98

TNめい   最終1936 - 545位  173-134

合計1111戦645勝466敗(58%) やりスギィ!


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『夢』

「おいつきやま。2ロム2桁で保存フィニッシュって現実主義の某っちゃんねるかよお前は。それでもDreamerかよ、何がでっけえ夢だよ働けよ。」という声が挙がっているので、ここで説明しておく。

自分に限らず「ランクマをやっている全ての人間」、何なら「この世の全ての漢ども」の最終的な目標は『1位を獲る』ことで間違いない。みんなそのはず。しかし、何事にも順序というものがある。

想像してみてほしい。今まで最終2桁すら取れていない人間がいきなり最終日終盤に1桁くらいの上位帯で平常心を持って1位を目指して潜り続けられるだろうか。無理だ。保存するか、プレッシャーに耐えられずに満足のいくプレイングが出来なくなって爆溶かししてしまうだろう。最終2桁未達成の人間と毎シーズン1位を目指して潜っている人間とでは、そこのメンタル面に天と地ほどの差がある。まさに格が違う。

つまり、最終1位を達成していたり最終1桁を複数回達成しているような人間じゃなければ最終1位を目指す土俵にすら上がれないということだ。

自分はまずそこに並ぶ必要があると考えた。そのためには長い期間でしっかりと実力をつけながら着実に実績を積み上げていかなければならない。

まずは最終2桁。それができたら今度は最終日に2桁帯で潜って経験を積む。そうして最終1桁をとって、今度は最終日に1桁帯で潜れるようになって初めて『最終1位』に指がかかると思っている。今回の最終2桁はこのストーリーの始まりの布石。ほんの序章に過ぎない。理解していただけただろうか。S6に関しては最終2桁を獲ることこそが大事だったということだ。次からは違う。S7最終日は是非2桁帯でこんにちはしよう。

 

『奇跡の1位』なんて要らない。誰にも文句を言わせない『真の最終1位』が欲しい。

今作は素晴らしい。今のところ名前も実績もある真の強者のみが最終1位を獲っている。俺もそうなりたい。

宣伝(敬体)

ようやく納得のいくポケモンが出来るようになったので『最強!つきやまch』再始動しようと思ってます!

昔の視聴者も、この記事で初めて自分を知った人も、暇なときに遊びに来てください!

よろしくお願いします!

(42) 最強!つきやまch - YouTube

 

special thanks

・キャスで一生もがいている自分を信じて応援してくれたみんな

・自分を成長させてくれた全ての対戦相手(受けループを除く)

・ぱるよし、タヌト、もっちゃん

・♡可愛すぎる彼女♡

 

質問・連絡・ご指摘等あれば

Twitter@OMU_Dremaerまで